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uGMRT所長Yashwant Gupta氏セミナー@国立天文台

みなさんこんにちは。D3の喜久永です。

今回は、国立天文台で開かれたuGMRT所長のYashwant Guptaさんによるセミナーについて報告させていただきます。


uGMRT (upgraded Giant Metrewave Radio Telescope:巨大メートル波電波望遠鏡)とは、インド・プネーにある電波望遠鏡で、なんと45mのパラボラアンテナ30台で構成されています。


uGMRTの写真。目の前にすると迫力が凄そうです…!(Credit:NCRA)

これだけ大きなアンテナで構成される望遠鏡は世界的にも珍しく、最も感度の高い望遠鏡のひとつとして、世界中の天文学者が天体観測に利用しています。

実は僕も、Indian Pulsar Timing Array (InPTA)のメンバーとして何度もuGMRTでパルサー観測をしています!昨年は元旦にパルサー観測をしたので、初日の出ならぬ初パルサーの出を拝んだりしました。


そんな世界最高峰の望遠鏡であるuGMRTの所長を務めるのがYashwant Guptaさんです。Yashwantさんは北海道で開催されたURSI GASS 2023という電波天文学の国際会議に参加するために来日されました。そして日本の研究者たちと議論&uGMRTに関するセミナーをするために国立天文台にも立ち寄られたということです。



セミナーの様子。(カメラマン:国立天文台研究員の蔵原さん)

uGMRTの性能やデータ取得手法の紹介に加えて、主要な研究成果が紹介されていました。

パルサー観測以外にも使われていることを知ってはいましたが、こんなにも多くの研究成果を残しているとは知りませんでした。そんな望遠鏡を使わせていただいていることに感謝です!

YashwantさんはInPTAのメンバーなため、僕はオンラインのミーティングで何度も拝見していました。

ただ、直接お会いしたことはなかったので、今回初めてお会いできて嬉しかったです!

オンラインでは伺えない愛妻家な一面も見れました。高橋先生をはじめ、天文学者には愛妻家が多いかもしれませんね!(諸説あります)


それではみなさん、またの機会に。


喜久永

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