CSIRO Space & Astronomy Radio School 2023 @オーストラリア
みなさん初めまして。オーストラリアに出張中、高橋研D1の伊東です。
さてこの度、私は9/25~9/29にかけてオーストラリアにあるAustralia Telescope Compact Array(ATCA)で開催されたRadio Schoolへ参加してきました。
ATCAのある町、ナラブライまではシドニーから電車で8時間!長い旅の末ようやく辿り着いたATCAの入口にはこんな看板が。
どうやらATCAの敷地内ではスマホを機内モードに。Wi-Fiの使用も認められていないようです。ATCAの観測周波数は1.1~105GHz。これはスマホの4G回線やWi-Fi通信で使用される周波数帯域と被っています。宇宙からの電波はスマホの電波に比べて非常に微弱なため、スマホが近くにあると観測することができません。(望遠鏡から1km離れたスマホからの電波でさえ、宇宙電波の10万倍明るかったり。そりゃ観測所が都会から離れた場所にあるわけだ。)
機内モードのスマホと共にATCAの敷地を進んでいくと、22m電波望遠鏡群とカンガルーが私たちを出迎えてくれました。野生のカンガルーがいるだなんて、オーストラリア感が半端じゃない!!あぁ、この感動を今すぐツイートしたい!インスタにあげたい!残念ながら機内モードでは叶わぬ望みです。がまん。がまん。
Radio Schoolでは午前中に座学、午後は望遠鏡を登っての装置見学やソフトウェアを使用してのデータ解析といった体験型の授業が行われます。座学で学んだことを体験型の授業で実感することで理解が深まります。画像は座学の様子(左上)と観測中のコントロールパネル(左下)、22m望遠鏡に登る筆者(右)。
授業の合間にはコーヒーブレイク。コーヒーや紅茶、おやつを握りながら他の参加者たちと議論や雑談をしながら交流を深めます。分野外の議論が白熱するともう大変!インターネットがないと、耳慣れない単語の意味を調べることすらできません。おのれ機内モードめ。
夜には参加者たちとご飯へ。議論や世間話をしながら食事を楽しみ、次の日の授業へ備えます。写真はChicken Parmy。揚げ焼きした鶏にチーズとソースを合わせて食べるオーストラリアで有名な料理です。お値段およそ3000円!このあたりは流石のオーストラリアプライスといったところでしょうか。
オーストラリアでの生活の様子も、そのうちBlogに書くことにします。それでは今回はこの辺で。
伊東
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