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InPTA Busy Week@Chennai

みなさんこんにちは!

D2の喜久永です。

時の流れは速いもので、博士後期課程の2年目が終わろうとしています。

僕が高橋研に入った学部4年生の4月、シュールストレミングが振舞われた歓迎会が昨日のことのように思い出せますが、もう5年近くも経つのですね。

思い出しただけでも吐き気…いえ、懐かしさで涙が込み上げてきます。


さて今回は、1/31〜2/10まで久野さんと僕の2人(後半は高橋先生も加えて3人)でインドのチェンナイ数理科学研究所 (Institute of Mathematical Sciences, Chennai)に滞在しましたので、その報告をさせていただきます!



僕はインドに行くのは初めてで、かなーり刺激的な10日間になりました。

道を歩けば車が通るたびに鳴らされるクラクション、誰も守らない交通ルール、何かを求めて彷徨う野犬…。

日本とは全く違う環境に衝撃を受けるばかりで、異国の風を全身で感じることができました。


また、食事でカレーが出なかったことはほぼ無かったです。


とある日のお昼ご飯。チャパティという薄いナンのようなパンを手でちぎってカレーにつけて食べます。


幸い僕は食にそこまでこだわりがなく、カレー好きなため毎食楽しんでおりました。

久野さんは滞在後半には「日本食を食べたい」と1日30回くらい言っていたような気がします。



今回の滞在の主目的はもちろん毎食出てくるカレーを楽しむことではなく、InPTA busy weekに参加することでした。

実は僕、久野さん、ポスドクの加藤さん、そして高橋先生の4人で2年ほど前からIndian pulsar timing array (InPTA)というチームに所属しています。

InPTAは、インドの巨大メートル波望遠鏡(GMRT)という45mのアンテナ30台で構成される望遠鏡を使って、十数個のパルサーをモニタリングして重力波検出を目指すグループです。

先日、熊大でInPTAの研究成果のプレスリリースもしましたのでぜひご覧ください。


重力波検出のための超精密観測に成功 ー超巨大ブラックホールの起源解明に向けた第一歩ー



Busy weekというのは、チームのみんなで集まって集中的に研究を進めることを目的としたミーティングのことです。

僕と久野さんの2人でリードしているプロジェクトがあるので、共同研究者たちと論文になるような成果を作ることを目標に議論を進めました。




議論の様子。


めちゃくちゃ良い議論ができた上に面白い結果も出たので、早く論文を仕上げたいところです!

勝手に書き上がってくれないかな…。


InPTAに入ったのはコロナ禍になってからでしたので、今まではオンラインでbusy weekに参加してましたが今回初めて顔を合わせて議論ができました。

オンラインでは毎週、時には毎日のようにミーティングしていた仲間たちと初めて対面で話すことができて、とても刺激的な毎日でした。

次回は8月の開催を予定しているようなので、都合が合えばまた参加したいところです。

それでは皆さん、またの機会に。



喜久永



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