International Pulsar Timing Array 2018
6月18日 − 22日、アメリカ ニューメキシコ州 アルバカーキにてInternational Pulsar Timing Array 2018 (IPTA 2018)が行われたので、D2の米丸が参加してきました。
International PTAとは、主にオーストラリアのParkes PTA、European PTA、アメリカのNANOGravの3つのプロジェクトのコンソーシアムのことで、年一回それぞれのPTAのメンバーが一同に会し、研究成果を報告したり、今後の活動についての議論を行っています。
昨年よりインドと中国が本格的にPTAの運用を開始し、世界的にPTAの活動はますます盛り上がってきています。特に、中国が世界最大の電波望遠鏡FAST(Five-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope)による観測を開始したことで、PTAはさらに大きく前進するかと思われます。
会議では、それぞれのPTAの現状報告に始まり、観測機器、データ解析、重力波の制限に至るまでさまざまな講演が行われました。また、高速電波バーストやLIGOなどの干渉計による重力波観測に関する講演もあり、非常に活気のある会議でした。
会議のホームページ
http://ipta.phys.wvu.edu/index.html
写真はVLA(Karl G. Jansky Very Large Array)に見学に行った際に撮影したものです。